寝取られの季節 #20
「ジェイさんたまには3も楽しいかもよ」関根がケラケラと笑いながらはやし立てるが。
「そうなんだ。3がだめ、っていう男の人もいるんですね」
「そうですよ。3でセックスするって、なんか乱暴だよね。だから俺は、靖子さんを大事にしたいから」
「むむむ、僕だって大事にするよ〜。大事に大事に、乱暴しちゃおうかな〜ケンくんに見せつけたいな〜」関根はふんどしの中に手をいれてアソコを握っている。
「キャッ。関根さんのエッチ」靖子は顔を覆う。
「仕方ないね。あんまり女性に負担をかけたくないんだけど。ここは靖子ちゃんに決めてもらうしかないね」関根は仕方無いといった表情で立ち上がるとジェイの隣にならぶ。
「靖子ちゃん、僕とジェイさんどっちが・・・」そこまで言ったところで後ろから妙な気配がして関根は思わず振り返る。
「なんか楽しそうなことしてるじゃない?こら関根!旦那なら旦那って何で先に教えないのよ!」
「涼子様?なんでこっちきちゃったの?」関根は頭を抱える。裸の男を四つん這いの馬にして、その上にまたがり悠々と近づいてきたのはスレンダー巨乳の美魔女、涼子だった。
「ケンくん何やってるの!?」靖子が大声を上げる。その涼子を背中に乗せて四つん這いで近づいてきた馬は、靖子の夫のケンだった。
「ははは・・・。なんだかこういうことに」ケンは四つん這いのまま靖子を見上げる。
「あら、この子が奥様だったのね。お嬢さん、あなたが浮気してる間に、あなたの旦那、私の犬になっちゃったみたいよ。私にフェラチオしてほしくてたまらないみたいで。ね、マゾ犬くん」
「あ、ええっと。はい、涼子様にご褒美いただき、たい、です」
途切れ途切れの小さい声で、ケンが情けなく答える。
「聞こえないわよ。フェラチオ辞めちゃおうかな〜」
「そんなあ。やっと並んで順番回ってきたのに」
「ちょっとケン、何やってるの」静かにしかし力強く靖子は声をかける。
「いや、そういう流れで・・・」
「流れ?」今度は涼子のいらついた声と、ペシっと尻を叩く音。涼子がケンの尻を叩いた。
「いえ、涼子様にフェラチオしてほしいです」
「うんうん。そうよね。じゃ、奥さんの前で気持ち良くさせちゃおっか?」
「え!」ケンと靖子が同時に叫ぶ。
「それはちょっと・・・」ケンの声がますます小さくなる。
「何よ?してほしいの?してほしくないの?さっきは随分物欲しそうな顔してほしがってたじゃない?奥さん、あんまりフェラチオうまく無いんでしょ?」
「あ、それは」ケンは狼狽するが時すでに遅し。靖子は顔を真っ赤にして拳を握り絞めている。