あまりに今週、絶頂を迎えすぎてダーリンが心配している・・・。いったい何事か?と。でもダーリン、ずっと射精してない。かわいそう。だから今日は、私はあんまりイカないようにしてダーリンを射精してあげたかった。
二人で仕事した後に、簡易ベッドで抱き合って。さすがに二人とも体力限界で、いつもみたいな元気はないけど、でも舐めてるだけじゃやっぱり足りなくて。
挿入してもらったの。
そしたら、やっぱりすぐ潮吹いて、そしてイク。でもセーブした。ダーリンもセーブしてくれた。だから、激イキはしなかった。ほどほど、イッたの。
そしてダーリンも射精してくれた。中に半分だして、その精子をぬりたくったペニスをもう一度いれる、これがすごい気持ちいいの。
精子のヌメヌメって最高のローションなの。
これでダーリンも全部出した。お尻にぶちまけた。あたたかい、気持ちいい。
そこから抱き合って、おわったの。抱きしめる時間を今日もたくさんとってくれて。それで私は早めに家に帰ろうと帰路についた。そこまではよかったの。よかった、幸せだった、と感じてたんだけど。
駅についたら、家に帰りたくなくて、ムラムラして、秋の夕暮れの性なのか、心地よい夜の風。 なぜか、ナンパされたくなっちゃったの。ああつ、なんか、セックスしたくて、なんで?今、ダーリンとしてきたのに。それにダーリンを裏切りたくないのに
ダーリン、ごめん。なんだか、さびしくてこのまま、家に帰れそうもない。ナンパされにいっちゃうかも」そんな冗談を送るのが精一杯で、身体と心が、押しつぶされそうな変な気分で。
そしたら目の前に車が停まる。
「あれ?るりじゃん」
運悪く、知り合い男、それもちょっと会いたくない男にばったり遭遇してしまう。
「おっぱい目立つからすぐわかったよ」
「あっ、やめて。私、そういうのもう嫌になったの」
「ごめんごめん、ジョークだよ。どうしたの?週末だから、飲む奴でも探してたの?」
「う、うん。関係ないでしょ」
「えー、そうかあ?俺だって、お前の元あれだろ?お前のことくらい、わかるんだよ」
「何よ」
「おまえ、今セックスしたがってただろ」
「は、はあ?や、やめて。いい加減にして。怖い。旦那呼ぶわよ」「旦那呼んで、俺に会わせたくないのは、お前の方じゃないの?」
「そ、それは」ダーリンにあることないこと、コイツに吹き込まれたくない。言ってない過去もある・・・。
「乗れよ」
「無理」
「家まで送ってってやるよ」
「いいよ、そんなの」
そこへダーリンからのメッセージが届く。
「るり、大丈夫か?一人で帰したのが失敗だったか。それにあれ以上イカせたら、もう体力がもたないと思ったから、セーブしたけど、大丈夫か?」
そうなの。今日、あんまりイケなかったから。
身体が変で、持て余してる。なんか持て余しちゃって、寂しい。
そういえばそうだった。
うまくセックスできなくて、もの足りなくて歩いてると、だいたい、男から声をかけられる。
「私、欲求不満なの。イキたい、もっとセックスして、ガクガクにイキたい、そうじゃないと家に帰れないし、眠れそうもないの」
このメッセージを伝えたのは、目の前の男だったでしょうか。ダーリンだったでしょうか?
読者のあなたと私の秘密ね。




