私の変調にさすがに気づいたダーリン。「どうしたんだ?」と不安で、すべての仕事をキャンセルして朝から二人の行きつけのラブホテルへ。
「いろんな男からの誘いで悶々としちゃってたのか?」と聞いてくれる。それもあるんだけど、防音のホテルで味わったあのイキ続ける快感の波に飲み込まれたあの瞬間をまた味わいたくて、とはダーリンには言えない・・・。
きっとダーリンに抱いてもらったら、ご主人様に植え付けられた、あの感覚をもう一度味わって自分のものに出来るんじゃないか?と思って。
「大丈夫だよ、ダーリンとしかセックスしないよ。誰ともしてないよ」
「どうしたんだよ?」
「すごくて。私、輪姦されちゃう。あんなにイッたら、誰のでも挿れちゃう。ずっと輪姦されて犯され続けちゃうよ」
「大丈夫だよ。俺のを挿れといてあげるから。それで大丈夫だから」
「乳首が大好きなの。もう乳首舐められたら、誰でも、あっ、あああっ、スイッチが入って。たぶん挿れちゃう、多分、挿れちゃうの!だから、あああっ。守って。ダーリン、エッチな私を守って」
ダーリンに挿入されたら、やっぱり、あの快感が思い出して、すごいうなり声をあげてずっとイキ続けて。ダーリンは1時間くらいずっと、勃起したあれを挿れ続けてくれて。
「ああっ、つかめそう。私、この快感をつかめそう。思い出せそう」
「どうしたんだよ。思い出すって何だよ。俺たちのセックスか?」
「あああっ。すごい、イカされたあの夜を自分のものにできそう」
「どいういうことだよ」
そういってダーリンは固いペニスを子宮に押し当てて。
「ずっと、イク、すごい、ずっとイクの。あああっ、とまらない、とまらない」
そう言って、私はずっと痙攣して腰を振り続けて。
ダーリンが私を優しく見守ってくれて、でもダーリンも不安そうにしてるのがつたわってきて。
「ごめんね、わたし、エッチでごめんね」そういって、私は身体を震わせてイキ続けたのでした。
その後がさらに、よくなかったの・・・。
夕方から会議もあるから、そのイキまくったあと、すぐにベッドから出てシャワーを浴びてシェアオフィスで会議にでちゃったんだよね。その時は分からなかった。
ところが、ダーリンを見送って一人になった瞬間に、巨大な寂しさで押しつぶされそうになって。
このまま私は、いろんな男におもちゃにされてしまう。怖い、怖い、ってガクガクしてしまって。
このオーガズム、副作用がある、そう気づいた瞬間だった。




